皆さんよく汗はかくほうですか?
汗はかきたくないという人がほとんどでしょう。
例えば
・ベタベタして気持ち悪い
・メイクが落ちてしまう
・脇汗や汗じみが気になる
・服が濡れたり顔に汗をかいていたら恥ずかしい
などがあると思います。
しかし汗は体の体温を調節する大切な機能を持っています。現代ではその機能が低下している人が増えてきているそうです。
今回は汗についてのお話をしていこうと思います。
汗をかくメリット
汗をかいたほうがいい理由はたくさんあります。
1.デトックス効果
不摂生や添加物が含まれている食事を取ったりすると、体にとって不要な成分が体の中を循環していきます。
体内で作られた老廃物は腎臓や肝臓を通じて排出されますが、外部から取り入れた水銀や鉛などは汗で排出しないでどんどん老廃物として溜まってしまいそれが臓器への負担も高めます。しっかり汗をかければ老廃物をしっかり出せるので、体内はキレイになっていき肌のつやや質感も良くなります。また汗をかくことは体内の血行も良くなるので、体に溜まった水分も排出されやすくなりむくみの改善にもつながります。
2.体温調整機能
人の体は外の温度が高い時や運動をすると体温や肌の表面の温度があがります。この体温が上がったという情報を脳がキャッチして発汗を行うように指令を出します。そして汗をかくことで汗が蒸発する気化熱を利用して体温を下げているのです。
汗は体内に熱がこもるのを防いでくれるのですが、夏は調子が悪くなる人は軽い熱中症にかかっているかもしれません。熱中症対策にもなりますので水分をしっかり取り汗をかきやすい体を作りましょう。
※本来は体温調節でかく汗は匂いもなく、不純物が少ないのでサラサラとした汗でべたつきもしません。ほとんど水分という感じです。しかし汗が臭い、ベタベタ、不快と感じるのは汗腺の機能が低いことで汗の中に塩分やミネラルが含まれしまい蒸発しにくいため、雑菌が繁殖しやすい環境にあるからなのです。
3.ストレス解消
ストレスが溜まっている、頭がモヤモヤする時など運動をして汗を流すとすっきりした経験はないですか?これは体にストレスがかかっていると知らず知らずのうちに体がガチガチになってしまいます。すると自律神経のバランスが崩れ体がリラックスできない状態に陥るのです。運動や半身浴なので汗をかき自律神経を刺激して、リラックス状態を作ることで体の力が抜けてスッキリした状態を作ることができます。
ちなみに汗をかくということは運動をすることは体の体温も上がるので免疫力UPにも効果的です。50年前の日本人の平均体温は36.89度、現在は36.20度だそうです。なんか最近病気になることが多いなぁとか、冷え症を感じている方はもしかすると体温が低くなっているかもしれません。
4.毛穴の汚れが取れる
汗をかくことで毛穴の汚れや角栓などがきれいになってきます。ある程度の汚れは汗をかくことで流れ落ちますが、角栓などは汗をかいたから一緒に流れ落ちるものではありません。汗をかくということは新陳代謝が良くなるので、お肌のターンオーバーが促進します。新陳代謝が落ちて乱れていたターンオーバーが正常な状態になることで、肌の状態も回復してきれいな肌を保てるようになるのです。
汗をかけない理由
汗をかけない理由というのはいろいろあるとは思います。
・運動する時間がない。
・温度が気にならい環境にいることが多い。
夏が年々暑くなっています。昔はエアコンなんて使わなくても少し我慢すれば過ごせましたが、
近年ではエアコンを使わないと熱中症の危険がある位です。皆さん利用してると思います。
しかし、そのエアコン生活が原因で汗を上手くかけないという人が増えてきています。
汗をかく部分である汗腺が弱まっているのが原因です。
汗腺は3歳までの生活である程度機能が決まってしまうと言われています。
まれに汗をかかない人は小さい時に汗をかく環境にいなかった可能性があります。
そして大人になってからも徐々に機能が弱ってくるのですが、
エアコンの生活は汗をほとんどかかなくなるので急激に弱まります。
おすすめの汗のかき方
汗の必要性はわかったと思いますが、ではどうやって汗をかく練習をすればいいでしょうか?
理想的なのは長い時間の有酸素運動です。ウォーキングやジョギングで体に負担をかけずに汗をかくことが出来ます。
普段の生活でなかなか運動の出来ない人や運動は苦手またはやりたくない人は半身浴がおすすめですよ。
ぬるめのお湯に長い時間浸かってみてください。最初はもしかすると汗はかけないかもしれません。しかし継続していくうちにジワリジワリと汗をかけるようになってきますのでゆっくりと試してみてください。半身浴は体にかかる負担も少ないので非常にお勧めです。
浸かりながらスマホを見たり本を読んだりすればあっという間に時間が流れますよ。
注意点としては無理しない事、そしてどちらをやる際も水分補給は必ずしてくださいね。
少しずつで良いので汗をかく習慣を取り入れてみてください。
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