最近はデスクワークで体を酷使している方がとても多いですね。パソコンを1日中使用していると体は動かしていないのに、ものすごく疲れた感じはありませんか?それは頭が疲れが溜まっているためです。寝ているはずなのに疲れがとれない、なかなか寝付けない、集中力が長く続かない、昼間ものすごく眠いなど思い当たることがあれば脳疲労が原因かもしれません。
脳疲労の原因
脳を使いすぎてストレスをかけ続けると脳の働きが低下してしまいます。体には疲れや、集中力が切れたり、やる気が出ないなどの症状が出てきます。ストレスを受けることで自律神経のバランスが崩れてしまい、交感神経が活発に働くようになります。すると神経細胞内に活性酸素が大量に発生して自分の細胞を傷つけてしまうんです。活性酸素によって細胞の機能が低下してしまい、これが脳疲労の原因であると言われています。
脳の疲れを取るためには睡眠が一番良いとされていますが、自律神経のバランスが崩れて交感神経が活発になっている状態では質の良い睡眠がとれないので寝たつもりでも体の疲れが取れないといったことが起こってしまうのです。脳疲労の改善のために質の良い睡眠を取るためには、自律神経のバランスを整えて副交感神経が優位に働くようにしなければなりません。そのために身体がリラックスした状態を作り出すことが非常に重要になるのです。
- 頭のツボ押し、マッサージ
マッサージには筋肉をほぐすことにより血流を良くする効果やストレスホルモンを減少させてストレスを軽減する効果、自律神経のバランスを整える効果もあり、睡眠とマッサージの相性はとてもいいです。眠りが浅いとか寝つきが悪いなんて方にもマッサージがおすすめですよ。特にヘッドマッサージが効果的で受けている間に寝てしまう方が大半です。
- 熱すぎない温度で入浴
入浴は体をリラックスさせる効果がありますが熱すぎると交感神経が高ぶってしまうため、38℃~40℃くらいのぬるめの温度で入浴することで副交感神経が優位に働きリラックスできます。また就寝の1時間くらい前に入浴することで寝る時に体の深部体温が下がり、眠りが誘発されやすくなります。
- 就寝前に明るすぎる光を浴びない
眠る前には明るすぎる光は浴びないようにしましょう。明るい光を浴びすぎると眠りに必要なメラトニンというホルモンの分泌が抑えられてしまい、寝つきが悪くなったり、深い睡眠に入りにくくなってしまいます。眠る前は間接照明など明るさを抑えたものがおすすめです。
脳疲労におすすめのツボ
百会(ひゃくえ)
【場所】両耳を結ぶ線と鼻の中心からの延長線が交わるところ
【効果】自律神経のバランスを整え副交感神経の働きをよくする効果がある。リラックスして百会を押すことで副交感神経の働きを活発にして眠りやすくします。心地よい強さで刺激しましょう。
太陽(たいよう)
【場所】目じりから外側に移動したところにあるこめかみのくぼみ
【効果】眼精疲労の解消や老眼にも効果あり〇 近視の方は頭痛持ちの方も多く頭痛や片頭痛にも!人差し指、中指、薬指の3本で両手でぐりぐり回しながら押すのが押しやすいですよ。
安眠(あんみん)
【場所】耳の後ろ下側の骨の出っ張りがあるところから指1本分ほど下に移動したところ
【効果】名前の通りで熟睡や快眠に効果がありますがその他にも頭痛や眼精疲労にもおすすめのツボです。安眠も太陽と同じように3本の指で押すと安定して押しやすいです。
風池(ふうち)
【場所】首の後ろの髪の生え際でうなじあたりの少しくぼんだところ
【効果】頭痛や目の疲れに効果あり。風池は指で押さえてから頭を上下にゆっくり動かしてあげると押しやすいです。目や頭が疲れている時はかなりスッキリしますのでおすすめです。
ヘッドマッサージのやり方
職場や自宅でもヘッドマッサージは簡単に行えますので、頭が疲れたなと思った時はぜひ試してみて下さい。



POINT2 次に頭抑えている指先を小さな円を描くようにゆっくりと圧をかけゆっくりと抜いていきます。先程よりも1回に押す範囲が広くなります。
POINT3 この時に先程ツボで説明した箇所を含まれるように押してあげてもいいですよ。
POINT4 最後に指先で押していた部分を手のひらで包むように押していきます。ゆっくりと圧迫するように頭の側面を全体的に押しましょう。
※強さは押して気持ちがよいと思う圧の強さで十分に効果があります。押す場所は難しく考えなくて良いので押して気持ちがよいなというところを中心に全体的に押していきましょう!
いかがでしたでしょうか?体の疲れは意外に頭からきていることもあります。頭を休めて疲れを取ることがお体全体の疲れを取ることにもつながります。特に目の疲れや肩こりなどは頭との関連性も非常に高いので頭からしっかりケアしてあげると効果的ですね。
マッサージは手軽に取り組むことができますので是非試してみて下さい。
この記事へのコメントはありません。